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help リーダーに追加 RSS 第175話・起承転結

<<   作成日時 : 2008/07/27 19:48   >>

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1、小学生の日記、大人の作文

 「あさ、おきました。かおをあらって、ごはんをたべて、がっこうへいきました。」

 孫が通っている小学校では、1年生から6年生まで日記を書いて先生に提出します。先生は一人一人の日記に目を通して、良いところに花丸を付けたり、感想を書き込んだりします。子供達は先生からの書き込みに強い関心を示します。

 学校でも時折作文を書かせたりして、学級便りなどに幾つかを掲載して家庭に届けます。

 日記帳を見返すと子供の成長が実によく分かります。学級便りを見ていると3〜4年生にもなると文章に随分個人差が出てきていることを知ります。

 1年生の頃は冒頭のような文章ですが、親の目には、また,おじいちゃんおばあちゃんの目には「こんなに字が書けるようになった」と可愛さ一杯です。それが、3〜4年生にもなると起承転結を身につけているような作文があって驚かされます。

 幼児の頃から、お母さんが絵本などを読み聞かせながら寝かせつけてきた事が糧になっているのかと思ったりします。

 古希を過ぎた今、考えるのですが、小学校、中学、高校、大学から社会人になって時を過ごしてきたなかで、随分様々な文章に接し、また自分が書いたものを読んでもらってきました。

 答案は問に対して正しく答える事、誤字脱字のないことが第一義でした。

 会社に勤めていた頃、業務連絡・報告や提案、方針説明では事態を正しく5W1H(誰が、何を、何時、何のために、何処で、どの様に)で簡潔に表現し、誤解なく正しく理解され事が必須条件でした。

 一方、交信や小説、随筆などの読み物の世界では第一感読みやすい文体であること、文の構成が惹きつけられるような展開であることに魅力を感じます。

 勿論、学術的な研究目的での古文書とか歴史書やこれに類するものは遠く及ばぬものであり別世界の事です。

 最近、私は自分史を出版したり、愚見をブログに書き込んだりしていますが、及ばずながら起承転結を意識しています。ところがいざ改まって考え、実践しようとなると、肝心の文が先に進まなくなりがちです。  

 また長年民間会社に身を置いてきて5W1Hと共に暮らしてきたのでこれに拘る傾向があります。気がつくと文が固く、情緒がなくなっています。

 それやこれやで、未だに迷いの境地で日々を過ごしているのは小学校時代の日記、綴り方、作文、読書の修行が少なすぎたからだろうかと思ったりします。

 この様なことを悔やむだけでは何も得る訳はありません。我が身の拙さを思いながらも本を書き、ブログを書く日々を過ごすことで頭のさび付き防止、固まりかけている脳を多少なりともほぐすのに役立っているようだと、都合良く考えています。

 自分の考えが目に見える作品になって、それを手に取ることが出来る喜びを味わっています。

 何時も問題意識を持っているようで、見たり聞いたりして「ああそうか」でそのまま忘れてしまうようなことでも敏感にテーマを感じ、パソコンに文章を打ち込み、書き換えながら考えを纏めていくことに自分なりの満足感を覚えています。

2、起承転結

 この機会に「広辞林」をひいてみました。

起承転結;
漢詩の修辞法。絶句の四句について、
第一句で全体の意を(起)こし、
第二句で受け(承)、
第三句で変化させ(転)、第四句で結ぶ(結)。
その考え方を、一般の文章構成にも取り入れて、一つの典型と考えられるようになった。
 
 更にホームページで「起承転結」を検索しますと、随分多く出てきて驚きました。思わぬ知見を得ることが出来ました。

・起承転合とも言う

・「序破急」というのもある。「序破急」と「起承転結」の対応関係は、序−起、破−承、急−転結、と考えて不都合はないようで、 つまり、「序破急」の場合はクライマックスからストーリーの終結までが一つながりで、終り方が急速です。「オチ」のあるショートショートは必然的に「序破急」になるのです。との解説がありました。

・4コマ漫画は起承転結の典型的な例である事を改めて認識しました。

・劇作家による起承転結論が多く見られます。「物語における起承転結」として、分かり易い説明例を転記します。

起 → 物語の導入部。その物語にはどんな登場人物がいるか、どんな世界・時代に住んでいるのか、登場人物同士の関係はどんなものか、なぜその物語は始まるのかなど、これから物語を読む上で必要な知識を紹介する部分。
承 → 物語の導入である「起」から、物語の核となる「転」へつなぐ役目を果たす部分。ここは単純に「起」で紹介した物語を少し進めるだけで、あまり大きな展開はないのが普通。
転 → 物語の核となる部分。「ヤマ」ともいわれる、物語の中で最も盛り上がりを見せる部分。物語の中でも最も大きな転機を見せる部分。
結 → 「オチ」とも呼ばれる部分で、物語が進んだ結果、最終的にどうなったのかを描いて物語を締めくくる部分。

・頼山陽の俗謡だそうですが良く引用されているそうです。まさに傑作と思います。

起 : 京の五条の糸屋の娘
承 : 姉は十六妹十四
転 : 諸国大名は弓矢で殺す
結 : 糸屋の娘は目で殺す

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